今の日本はヒトラーの理屈で支配されている

 

「まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために」という本を読んでいる。「私がマスクをしない理由」という記事を書くにあたって、ネットでいろいろ検索しているときに出会った本だ。

 

pukeko.hatenablog.com

 

 

まだ読み始めたばかりだが、序章に出てきた文章で、うわ、と思った箇所があったので書いておく。

 

「米国戦略諜報局が第二次世界大戦中に作成したアドルフ・ヒトラーの心理プロファイルはとても興味深い。

彼の基本原則は以下のとおりである。大衆を冷静にさせてはならない。失敗や間違いを認めてはならない。敵のなかにも優れた部分があると認めてはならない。代替案の余地を残してはならない。非難を受け入れてはならない。一時に一人の敵に集中し、何か不都合があればすべてそいつの責任にする。人は小さな嘘よりも大きな嘘を信じやすい。そして何度も繰り返せば、大衆は遅かれ早かれその嘘を信じる。」

 

この部分を読んで、今の日本じゃん、と思った。

 

ヒトラーがしていたことが、今の日本でも起こっている。

 

著者は、「そこに書かれているのは虐政そのものの青写真だと言える。人から批判能力を奪うことで初めて独裁は成功する」と言う。

 

日本は独裁ではないけど、やっていることは同じだ。

 

流されたり、まどわされたりしないためにも、この本をちゃんと読んで、批判的な思考を身に付けたい。