今の日本はヒトラーの理屈で支配されている
「まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために」という本を読んでいる。「私がマスクをしない理由」という記事を書くにあたって、ネットでいろいろ検索しているときに出会った本だ。
まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために The Irrational Ape (角川書店単行本)
- 作者:デヴィッド・ロバート・グライムス,長谷川 圭
- 発売日: 2020/03/28
- メディア: Kindle版
まだ読み始めたばかりだが、序章に出てきた文章で、うわ、と思った箇所があったので書いておく。
「米国戦略諜報局が第二次世界大戦中に作成したアドルフ・ヒトラーの心理プロファイルはとても興味深い。
彼の基本原則は以下のとおりである。大衆を冷静にさせてはならない。失敗や間違いを認めてはならない。敵のなかにも優れた部分があると認めてはならない。代替案の余地を残してはならない。非難を受け入れてはならない。一時に一人の敵に集中し、何か不都合があればすべてそいつの責任にする。人は小さな嘘よりも大きな嘘を信じやすい。そして何度も繰り返せば、大衆は遅かれ早かれその嘘を信じる。」
この部分を読んで、今の日本じゃん、と思った。
ヒトラーがしていたことが、今の日本でも起こっている。
著者は、「そこに書かれているのは虐政そのものの青写真だと言える。人から批判能力を奪うことで初めて独裁は成功する」と言う。
日本は独裁ではないけど、やっていることは同じだ。
流されたり、まどわされたりしないためにも、この本をちゃんと読んで、批判的な思考を身に付けたい。
まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために The Irrational Ape (角川書店単行本)
- 作者:デヴィッド・ロバート・グライムス,長谷川 圭
- 発売日: 2020/03/28
- メディア: Kindle版