コロナ禍で気付いたこと

コロナ禍で、自分を見つめ直す時間ができて、考え方を改めたとか、価値観が変わったとかいう話を聞く。

コロナ禍を経験して私が気付いたことは、私は人に会わなくても大丈夫な人だということ。

コロナ禍になってから直接会った友人は一人だけ。ずっと海外に行っていた子が帰国したとき。

いっとき、リモート飲みが流行ってたみたいだけど私は誰ともしてないし、電話すらしていない。誰かと連絡を取ったのは、結婚したとか子どもが産まれたとかの報告を受けたときと、遊びに誘われて断ったとき。笑

夫と住んでるし、パートには行っているから、本当に誰にも会っていないわけではないけれど、夫はコロナ前と変わらず出勤しているし、パートも減らされてるから、ほとんど家に一人でいる日々。それでも全然大丈夫。誰かに会いたいとか電話したいとか一切思わない。LINEすらしない。

テレビのインタビューで、早くみんなで集まりたい〜とか、飲み会したい〜とか答えてる人をよく見るし、芸能人が、毎日リモート飲みしてます〜とか、毎日誰かと電話してます〜とか言ってるのもよく見るけど、私には全くわからない。。。それが世間の声、みたいな感じの演出がされてるけど、本当に皆そう思ってるの???って感じ。

思い返せば、小学生の頃、私には本当の友達はいないのかもしれないと気付いたことがある。子どもの頃から本が好きで、一人でいることも苦じゃなかったから、よく図書室で一人で本を読んだり、帰り道に一人で探検したりしていた。周りにそんな子はいなかったけど、私は好きでそうしていたし、寂しいとは思わなかった。でも、一年生になったら〜友達100人できるかな〜を歌わされ、友達は多ければ多いほどいいという空気の中で、私は皆と違うのかもしれないと感じていた。

友達がいなかったわけではない。よく遊ぶ子はいたし、馬鹿騒ぎもしたし、青春っぽいこともした。大人になってからも、コロナ前は飲みに行ったりしていた。

でも、コロナ禍になって、誰にも会わなくていい状況になって、すごく楽だった。飲み会に嫌々行かなくてもいいし、誘いを断る理由も考えなくていい。コロナ前までは、ずっと家にいるなんて不健康とか、引きこもりとか言われがちだったけど、コロナ禍では、ずっと家にいることが善になって、誰にも会わないことが世界を救う行動になった。

正直、ずっとこのままでいいのに、と思っている。コロナが収まった後の一番の心配事は、延期されてる結婚式に行かなくてはならないこと。コロナ前から決まっていてコロナ禍になって延期された結婚式と、コロナ禍中に結婚した人たちの結婚式が重なって、結婚式ラッシュが来ると思う。本当に嫌だ。今から断る理由を考えたりしている。行きたくない結婚式なんて行かなければいいのに、と自分でも思う。でもいざ誘われると断りづらい。断る理由を捏造するのが苦しい。いっそ誘わないでくれ、と思う。私自身は家族だけで結婚式して誰も呼んでないんだから、誘ってくれるなよ。ここにも友達が多いことは素晴らしいという風潮の影響というか圧を感じる……。

ずっと家にいて何をしているかというと、本を読んだり、音楽を聞いたり、ドラマを見たり、SixTONESを愛でたり、、、小学生の頃と大して変わっていない。愛でる対象がKinKi KidsからSixTONESに変わったくらい。笑

コロナ禍になって、子どもの頃の自分を思い出したし、それが自分の本来の姿だったことに気が付いた。私って、子どもの頃から変わってないんだなぁ。周囲の空気とか、同調圧力とか、見栄とか、いろいろなものに影響されて、思い込んだり、無理をしたり、自分を偽ったりしているうちに忘れてしまったんだろうけど、本当の私はあの頃のまま。

私は、人に会わなくても大丈夫。むしろ人に会うのは面倒くさいと思っている。

私は、一人でも楽しく過ごせる。というか、趣味にはドップリ浸りたいので、一人で楽しみたい。

そして、私の一番の親友は夫。というより、親友と呼べる人は夫しかいない。夫が一番気が合うし、話していて楽しいし、趣味も近い。友達でもあり、恋人でもあり、家族でもあるので、夫がいてくれたらそれでいい。これはコロナ前から思っていたことだけど、コロナ禍になってより思った。

ただ、夫はSixTONESには共感してくれてないから、それが今後の課題。笑