自粛期間を振り返る 「自粛日記」から「走り書き」へ

ブログ名を変えた。今月から仕事も再開するし、もう「自粛日記」じゃないなと思って。

ここで「自粛日記」時代を振り返っておこうと思う。

ブログを始めたのは2020年4月1日。

3月からコロナで仕事が休みになって、ひたすら炬燵でゴロゴロして過ごしていた。最初の2週間くらいは働かなくてよくて楽しかったけど、段々何もしていないことに罪悪感を抱くように。気分を変えたいと思って、暇だしブログでもやってみるかと思い立ち登録。何も起こらない、代わり映えのない、つまらない日々の記録になるだろうという意味で、タイトルはただの日付にすることにした。

でも4月1日に書いたきり1ヶ月以上放置。この間何をしていたかというと、ひたすら庭に木を植えていた。3月の1ヶ月ダラダラしまくった反動で、4月はアクティブだった。近所の園芸店に3日に1回くらいの勢いで行って、庭に穴を掘りまくっていた。暖かくなって活動的になっているのに緊急事態宣言で外に出られないことが、この時期はかなりストレスになっていたように思う。今思えば、すごくイライラして、ネガティブ思考で、被害者意識が強くなっていた。

5月になってブログの存在を思い出して書き始めるようになると、だいぶ気持ちが落ち着くように。自分の中にあるいろんな感情や考えをブログに書き出すことで、頭も心も整理されて、楽になるような気がした。5月の私は、ちゃんと時間を有効活用しようと思ってムズカシゲな本を読んでいる。偉い。ブログを読み返してみると、しっかり考えてから文章にしようとするあまり、考え過ぎて荒れちゃってる日もあって面白い(笑)あの日の私には笑い事じゃなかったんだろうけど。

6月は庭の話が多め。今ほど暑くなくて、毎朝の庭チェックが楽しみだった。6月になってやっと出かけるようになって、気持ちも明るくなってきたような気がする。どれだけ家が快適と思っていても、やっぱり引きこもり過ぎるのはよくないんだろうな。あと6月のテーマは自意識。穂村弘を読みまくった。まだ答えは出てないけど、気持ちは楽になった。

そして今日から7月。今だから言えることだけど、3月くらいからちゃんとブログ書いておけばよかったな。歴史に残るであろうこの何ヶ月かを、どう思いながら、どんなことを考えながら過ごしていたのかを、書き記しておけばよかった。その最中はただのつまらない日々だと思っていても、あとから振り返るとその記録にも意味が出てくるかもしれない。ま、過ぎたことは仕方がないけど。5月からでも書いておいてよかったと思う。

今月から仕事が再開する。ずっと家にいたから、いよいよこれからウィズコロナの世界に第一歩を踏み出すことになる。今までは時間があったから何を書くかゆっくり考えてから投稿できたけど、これからはそうはいかないかもしれない。でも、その日に思ったこととか、考えたこととか、感じたこととかを書いておくことは、その日にしかできないことだし、これからも続けていきたい。まとまっていなかったり、答えが出ていないことであったとしても、書き記しておけば、こういう経緯でこの結論に至ったんだなっていうのがわかるし、書くことで気付くこともある。ノートに日記を書くのでもいいのかもしれないけど、私の場合、自分しか読まないとわかっていたら細かい説明とか端折るだろうし、ちゃんとした文章で書かないと思う。うわーとか嫌だーとか鬱〜〜とかだけ書いて終わっちゃいそう。誰かに読まれるかもしれないと思って、道筋立てて書くことが私には必要。だからこれからもブログは続けていきたい。たとえ「走り書き」であったとしても。