齋藤孝「上機嫌の作法」を読んで心がやわらかくなった
齋藤孝の「上機嫌の作法」を読んだ。
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無意味に不機嫌なバカばっか!っていう話からスタート。自分に心当たりがありすぎてグサグサくる。齋藤孝も昔は不機嫌星人で、たくさん損をしてきたらしい。あるとき、不機嫌でいてもいいことはないと気が付いて、いつも上機嫌でいられる力=上機嫌力 を身に付けるための技を編み出したそうだ。その技について書かれた本。
ちょっと実践してみる。
Q.自分が不機嫌になるのはどういうときか?
A.疲れているとき、荷物が重いとき、眠いとき、お腹が空いているとき、暑いとき、人とうまくすれ違えないとき、乱暴な運転の車に遭遇したとき、おっさんにジロジロ見られたとき、態度の悪い接客を受けたとき
Q.自分が上機嫌になるのはどういうときか?
A.お酒を飲んだとき、美味しいものを食べたとき、きれいな景色を見たとき、好きな人と話すとき、面白い話をしているとき、自分の話がウケたとき、気持ちのいい接客を受けたとき、親切にしてもらったとき
この中に私を上機嫌にしてくれるアイテムがあるらしい。
共通しているのは「笑顔」だろう。他人の笑顔に出会ったとき、私は上機嫌になれるようだ。他人の上機嫌、と言い換えてもいいかもしれない。他人に上機嫌で接してもらうために、私も自分で自分を上機嫌にさせてあげられなきゃな。
何でも笑い飛ばせる人になろう。どんなことでも笑い話のネタにしてやるぞ!くらいの気持ちで。不機嫌な人を見かけても、引きずられず、ウププって思っちゃおう。
「私、笑っちゃいけないときに絶対笑っちゃうんだよね」って言って、怒られてるときもニヤニヤしてる友達がいた。そういえばあの子は、どんなこともまずは笑って受け止めて、すごくしなやかだったな。腹が立った話も笑い話にして、みんなを爆笑させていた。今思えば、あの子は上機嫌力を身に付けていたんだろう。あの子を見習って、私も何でも笑っちゃおう。
思春期からの不機嫌をまだ引きずっている私だけど、この本のおかげで、前向きに、笑顔になれた。心が軽く、やわらかくなった。
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